“せんしゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
占出50.0%
拈出50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄機はって筆墨を温の前に置いた。温は率然「江辺柳」の三字を書して示した。玄機がしばらく考えて占出せんしゅつした詩はこうである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
有我的意識(脳髄の覚醒時に於ける意識作用)に依ってのみ行われ得るものと妄信せられたるがために、前記の如く、仮想の犯人を拈出せんしゅつするが如き、推断上の錯誤を生じたるものにして
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)