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拈定
ふりがな文庫
“拈定”の読み方と例文
読み方
割合
ねんてい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんてい
(逆引き)
彼女はその或物を
拈定
(
ねんてい
)
しなければならなかった。しかし彼女の努力は容易に
成効
(
せいこう
)
をもって酬いられなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
は
立
(
た
)
て
切
(
き
)
つた
室
(
へや
)
の
中
(
なか
)
で、一二度
頭
(
あたま
)
を抑えて
振
(
ふ
)
り
動
(
うご
)
かして見た。彼は
昔
(
むかし
)
から
今日
(
こんにち
)
迄の思索家の、
屡
(
しばしば
)
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
した無意義な疑義を、又
脳裏
(
のうり
)
に
拈定
(
ねんてい
)
するに堪えなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼は昔から今日までの思索家の、
屡
(
しばしば
)
繰り返した無意義な疑義を、又脳裏に
拈定
(
ねんてい
)
するに堪えなかった。その姿のちらりと眼前に起った時、またかと云う具合に、すぐ切り棄ててしまった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
拈定(ねんてい)の例文をもっと
(3作品)
見る
拈
漢検1級
部首:⼿
8画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“拈”で始まる語句
拈
拈出
拈華微笑
拈香
拈花
拈華瞬目
拈弄
拈繰
拈華
拈轉