“拈華瞬目”の読み方と例文
読み方割合
ねんげしゅんもく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はいう、——釈迦の拈華瞬目ねんげしゅんもくがすでに葛藤の始まりである。迦葉の破顔微笑はがんみしょうが葛藤の相続である。師と弟子とが相続面授嗣法し行くその一切が葛藤である。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
教外別伝を説くものの主張はこうである、釈迦は一代の教法を宣説するほかに、さらに拈華瞬目ねんげしゅんもくのとき破顔微笑はがんみしょうした摩訶迦葉まかかしょう正法眼蔵涅槃妙心しょうぼうげんぞうねはんみょうしん正伝しょうでんした、それを嫡々相承ちゃくちゃくそうじょうしたのが禅宗である。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)