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屡
ふりがな文庫
“屡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しばしば
63.8%
しば/\
19.5%
しばし
6.7%
しば
3.4%
しば/″\
2.7%
よ
2.0%
よく
1.3%
ヨク
0.7%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばしば
(逆引き)
雑誌記者
屡
(
しばしば
)
来って女子拒婚問題の事を問う。余初め拒婚の字義を解せず、為に婦人雑誌を購読して漸くその意を
審
(
つまびら
)
かにするを得たり。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
屡(しばしば)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しば/\
(逆引き)
農夫は
屡
(
しば/\
)
後
(
おくる
)
るゆゑ
終
(
つひ
)
には
棄
(
すて
)
て
独
(
ひとり
)
先
(
さき
)
の村にいたり、しるべの家に入りて
炉辺
(
ろへん
)
に
身
(
み
)
を
温
(
あたゝめ
)
て酒を
酌
(
くみ
)
、
始
(
はじめ
)
て
蘇生
(
よみがへり
)
たるおもひをなしけり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
屡(しば/\)の例文をもっと
(29作品)
見る
しばし
(逆引き)
かくて曲者は間近の横町に
入
(
い
)
りぬ。
辛
(
から
)
うじて
面
(
おもて
)
を
擡
(
あ
)
げ得たりし貫一は、一時に発せる全身の
疼通
(
いたみ
)
に、精神
漸
(
やうや
)
く乱れて、
屡
(
しばし
)
ば前後を覚えざらんとす。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
屡(しばし)の例文をもっと
(10作品)
見る
▼ すべて表示
しば
(逆引き)
私達は居酒屋の娘に
屡
(
しば
)
しの別れを告げに行つた学生の三原を待つた。間もなく三原と娘が田圃道を此方へ向つて歩いて来るのが解つた。三原は娘の肩に腕を載せてゐる。
川を遡りて
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
屡(しば)の例文をもっと
(5作品)
見る
しば/″\
(逆引き)
樹の枝が
屡
(
しば/″\
)
車の幌に觸れる。車は既に山腹を削つた岨道を攀ぢて行くのである。空氣の澄渡つて
冷
(
ひやゝか
)
なことが際立つて感じられて來る。
十年振:一名京都紀行
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
屡(しば/″\)の例文をもっと
(4作品)
見る
よ
(逆引き)
本当にいなくなるか知らん? そういうような奴は
屡
(
よ
)
くあるんだが、其様なことを言っても、なか/\急に何処へも行きゃしないって。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
屡(よ)の例文をもっと
(3作品)
見る
よく
(逆引き)
肩衣
(
かたぎぬ
)
を賣る店を市中で
屡
(
よく
)
見出したが、その際予は未だ嘗つて知らなかつたところの「市中漫歩者の情調」に襲はれた。唯それ丈でも大阪は
好
(
すき
)
である。
京阪聞見録
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
屡(よく)の例文をもっと
(2作品)
見る
ヨク
(逆引き)
信吉法師というた彼の父は、配下に十五六人の田楽法師を使うてゐた。朝間、馬などに乗らない時は、疲れると
屡
(
ヨク
)
若い能芸人の背に寝入つた。さうして交る番に皆の背から背へ移つて行つた。
身毒丸
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
屡(ヨク)の例文をもっと
(1作品)
見る
屡
漢検準1級
部首:⼫
12画
“屡”を含む語句
屡々
屡〻
屡叩
屡次
屡瞬
屡ゝ
多摩枳波屡
大変屡々
屡〻見
屡屡
“屡”のふりがなが多い著者
斎藤茂吉
永井荷風
小栗虫太郎
折口信夫
芥川竜之介
幸田露伴
北村透谷
小島烏水
小酒井不木
渡辺温