トップ
>
榾火
ふりがな文庫
“榾火”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほたび
74.4%
ほだび
25.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほたび
(逆引き)
昨夜と同じく、
榾火
(
ほたび
)
にあたりながら朝食をすます。「よしえ」は母親を急き立てて、黄八丈を出せという。昨日のことを忘れないのだ。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
榾火
(
ほたび
)
に照らされた坊主の顔は骨と皮ばかりになった老人だった。しかし伝吉はその顔のどこかにはっきりと服部平四郎を感じた。
伝吉の敵打ち
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
榾火(ほたび)の例文をもっと
(29作品)
見る
ほだび
(逆引き)
太陽はだいぶ西に傾いて、淡い
陽脚
(
ひあし
)
を斜めに投げだしていた。緑の新芽は思い思いの希望を抱き、
榾火
(
ほだび
)
はとっぷりと白い灰の中に埋もれていた。
緑の芽
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
爐の
榾火
(
ほだび
)
の周圍には蠑螺が幾つも灰の中に立てられて、
蓋
(
ふた
)
を取つた所へ味噌を載せたままぐつ、ぐつと煮えてゐる香りが、妙に一行の男達の食欲をそそりました。
初島紀行
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
榾火(ほだび)の例文をもっと
(10作品)
見る
榾
漢検1級
部首:⽊
14画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“榾火”の関連語
焚火
“榾”で始まる語句
榾
榾柮
榾明
榾木
榾柴
榾薪
“榾火”のふりがなが多い著者
北村四海
三上於菟吉
高浜虚子
中里介山
佐藤垢石
若山牧水
島崎藤村
小島烏水
佐左木俊郎
神西清