“鯨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くじら76.5%
くぢら17.6%
げい2.4%
いさな1.2%
もの1.2%
ホエール1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとロッセ氏は、とつぜん吾れにかえったらしく、ふーっと、鯨(くじら)のようにふかい溜息(ためいき)をついた。そして私に噛(かじ)りついたものである。
僕の胃袋(ゐぶくろ)は鯨(くぢら)です。コロムブスの見かけたと云ふ鯨です。時々潮(しほ)も吐きかねません。吼(ほ)える声を聞くのには飽き飽きしました。
囈語 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鯨(げい)カツである。私は少々歯が悪いのだがカステラを噛むように口中で砕ける。時局柄のトンカツやテキを上顎と下顎に挟んで、顳顬(こめかみ)を痛くするのとは訳が違う。おかげさまで、麦酒が素敵にうまい。
海豚と河豚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
五島(ごたう)には鯨(いさな)とる子も
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
呑めるんだらう、何しろ巨(でか)い鯨(もの)に違ひない。
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
「音ち! ……マメイドの崖下で鯨(ホエール)が気絶してゐるから、人工呼吸を施せ!」
まぼろし (新字旧仮名) / 牧野信一(著)