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鯨幕
ふりがな文庫
“鯨幕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くじらまく
75.0%
くぢらまく
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くじらまく
(逆引き)
思いきや、時にあなたなる
西側
(
にしがわ
)
の
鯨幕
(
くじらまく
)
をしぼって、すらりと
姿
(
すがた
)
をあらわした
壮漢
(
そうかん
)
の手には、
遠目
(
とおめ
)
にもチカッと光る
真槍
(
しんそう
)
が持たれていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたしは亡くなった義父の
棺桶
(
かんおけ
)
を見ているような気持ちだった。千光寺山には紅白の
鯨幕
(
くじらまく
)
がちらほら見えた。因の島の三ツ庄へ行くのを西行きとまちがえてたくまと云う土地へ上った。
田舎がえり
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
鯨幕(くじらまく)の例文をもっと
(6作品)
見る
くぢらまく
(逆引き)
「
鯨幕
(
くぢらまく
)
の後ろから棺へ脇差を突つ込んだ利三郎が、どうして壇の前に居て善八を介抱したのでせう」
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
サツと一陣の晝の風が吹くと、棺の後ろの
鯨幕
(
くぢらまく
)
が動いて、何やら不吉な
呻
(
うめ
)
き聲——。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鯨幕(くぢらまく)の例文をもっと
(2作品)
見る
“鯨幕”の意味
《名詞》
鯨幕 (くじらまく)
主に葬儀の際に用いられる白黒の縦縞模様の幕。
(出典:Wiktionary)
鯨
常用漢字
中学
部首:⿂
19画
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
“鯨”で始まる語句
鯨
鯨波
鯨油
鯨飲
鯨骨
鯨狼
鯨音
鯨鬚
鯨鱷
鯨帯
“鯨幕”のふりがなが多い著者
林不忘
吉川英治
林芙美子
野村胡堂