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鯨幕
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くぢらまく
ふりがな文庫
“
鯨幕
(
くぢらまく
)” の例文
「
鯨幕
(
くぢらまく
)
の後ろから棺へ脇差を突つ込んだ利三郎が、どうして壇の前に居て善八を介抱したのでせう」
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
サツと一陣の晝の風が吹くと、棺の後ろの
鯨幕
(
くぢらまく
)
が動いて、何やら不吉な
呻
(
うめ
)
き聲——。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「氏神の玉垣を寄附する時も、親柱五本に菊屋傳右衞門の名を
刻
(
きざ
)
ませ、
檀那寺
(
だんなでら
)
の
鯨幕
(
くぢらまく
)
にも自分の名が入つて居るし、時の鐘の月掛けも、四文で濟むところを、十二文と出すんださうで」
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
棺の中でうめき聲がして、敷いた白い布がサツと赤くなつて、皆んなそれに氣を取られて居る時、そつと
鯨幕
(
くぢらまく
)
の
裾
(
すそ
)
を潜つて出るのは、手品によくある
術
(
て
)
だが、うまい事を考へたものさ。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“鯨幕”の意味
《名詞》
鯨幕 (くじらまく)
主に葬儀の際に用いられる白黒の縦縞模様の幕。
(出典:Wiktionary)
鯨
常用漢字
中学
部首:⿂
19画
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
“鯨”で始まる語句
鯨
鯨波
鯨油
鯨飲
鯨骨
鯨狼
鯨音
鯨鬚
鯨鱷
鯨帯