“壮漢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうかん62.5%
わかもの12.5%
おとこ12.5%
ますらお12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このとき、とつじょとして洞内からおどりでた、一壮漢そうかんがある。その顔はあしゅらのごとく、眼は厳下がんかでんのごとくかがやいている。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
二十四、五かと思われる屈強な壮漢わかもの手綱たづないて僕らの方を見向きもしないで通ってゆくのを僕はじっとみつめていた。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
旅によごれた浪人風の壮漢おとこが、腰掛けに腰かけもしないで、いきなり、江戸で人を捜すのだが、誰か顔のひろい人はないかときくので、おどろいていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いとしの血に渇きたる Pasiphaéパヂファエ は、命あらばさぞと覚ゆる壮漢ますらおが、刺されて流す血にひて、情慾と恐怖の身ぶるひに、快楽と敬神のおもひを合せあじわひしが