壮漢わかもの)” の例文
二十四、五かと思われる屈強な壮漢わかもの手綱たづないて僕らの方を見向きもしないで通ってゆくのを僕はじっとみつめていた。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
僕は壮漢わかものの後ろ影をじっと見送って、そして阿蘇の噴煙を見あげた。「忘れ得ぬ人々」の一人はすなわちこの壮漢わかものである。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)