“壮者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わかもの84.6%
そうしゃ7.7%
わかいもの7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉村右京は血気盛んの壮者わかものであったから、素手すででこの曲者くせものに立ち向ったが、肝腎かんじんの主人の刀を持った金輪勇は、きもつぶしてやみくもに逃げてしまう。
山は追々おいおい深くなる。しかし、龍耳りゅうじ老人、壮者そうしゃにまけない足どりで、何かぶつぶつ言っていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
渡場わたしばに着くと、ちょうど乗合のりあいそろッていたので、すぐに乗込のりこんだ。船頭は未だなかッたが、ところ壮者わかいものだの、娘だの、女房かみさん達が大勢で働いて、乗合のりあい一箇ひとつずつおりをくれたと思い給え。見ると赤飯こわめしだ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)