“わかもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若者38.9%
壮佼13.2%
青年11.8%
壮者7.6%
壮年4.2%
壮夫3.5%
壮丁2.1%
壯佼2.1%
壯丁1.4%
壮士1.4%
少年1.4%
少者1.4%
若佼1.4%
少年郎0.7%
郎党0.7%
壮漢0.7%
壯年0.7%
壯者0.7%
0.7%
壮俊0.7%
壯侠0.7%
少壮者0.7%
若僕0.7%
若少者0.7%
若武士0.7%
若漢0.7%
若衆0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若者は、近所わりに、手綱とくつわをってにつけますと、さっそくそれにって、またずんずんいて行きました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
翌日になって平太郎は新八郎を送って往って、一日其処で遊んで夕方になって帰ってみると、近隣の壮佼が五六人来ていて
魔王物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しくつた。青年矢庭き、なりにふへ捻廻はすやうにして、つて、押仰向けた
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此時又一人の壮者が来て従学した。これは尾張国平洲村の豪士細井甚十郎の次男甚三郎であつた。甚三郎は大湫と生年を同じうしてゐて、当時二十に近かつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかしこれから若く成って行くのか、それとも老境に向っているのか、その差別のつかないような人で、気象のんなことは壮年に劣らなかった。
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
丑松の父といふは、日頃極めて壮健な方で、激烈しい気候に遭遇つても風邪一つ引かず、巌畳体躯つて壮夫ぐ程の隠居であつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
働き盛りの壮丁は国をって召し上げられ廩米は兵糧につけ出されて、我々女や老人の口へはそれこそ一粒もはいりはせぬ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
屈竟なる壯佼したるが、やかに、蜘蛛手下道を、みつとしく、此處彼處紫陽花けりとず、一時ばかりの六度七度であひぬ。
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
口際に引きひたる壯丁はやうやくにして馬のるを制したり。號砲は再び鳴りぬ。こはにしたる索を落す合圖なり。馬は旋風の如くりて、我前を過ぎぬ。
諸士は偏へに老武者が壮士を励ます為の繰言とのみ思ひて、も遠藤殿の仰せらるる迄もなし、我々も明日の軍に討死して、栄名を後世に伝ふべきにて候ふと答へしかば、喜右衛門尉も悦び
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
途上人影れに成った頃、同じ見附の内より両人少年が話しながら出て参った。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そして前の災は四回に彼に臨んだ。その第一回にはシバ人のために牛と牝驢馬が奪われ、少者が殺された。第二回には「神の火天よりりて羊及び少者をきて滅ぼ」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
の目の目油断なく必死となりてみずから励み、今しも一人の若佼に彫物の画を描きやらんと余念もなしにいしところへ、野猪よりもなお疾く塵土を蹴立てて飛び来し清吉。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
少年郎の巨体が大地へ叩きつけられ、ね起きたが、また投げられ、ついに武行者の下となって、その鉄拳の乱打にウもスもいわなくなった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地主屋敷の門へ、いま、こう言いながら帰って来たのは、最前、武行者に谷川へ投げ込まれた例の白面の少年郎だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さうすれば、幾らか怖くございませんから。そして郎党たちを戸口の前にませておいて下さいまし。
うちの郎党どもは、昨夜のうちに鹿砦を十二まで設けたのだ。今に波蘭の雑兵どもには鉛の梅干をふるまひ、貴族たちには棍棒を喰はせて、一舞ひ舞はせてくれるわい。
二十四、五かと思われる屈強な壮漢手綱いて僕らの方を見向きもしないで通ってゆくのを僕はじっとみつめていた。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
僕は壮漢の後ろ影をじっと見送って、そして阿蘇の噴煙を見あげた。「忘れ得ぬ人々」の一人はすなわちこの壮漢である。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
左の方よりは足助の二郎重景とて、小松殿恩顧のなるが、維盛卿よりきこと二歳にて、今年二十壯年、上下同じ素絹の水干の下に燃ゆるが如き緋の下袍を見せ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
今年二十三の壯年とは、如何にしても見えざりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
近所壯者以前怪我人いた。醫者先刻のやうにして怪我人の恐怖したながらめてぎつといた。怪我人はぼぎつとろしいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
醫者家族じて近所壯者びにやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「こんな熟字ってあるものじゃねえ。川は川だし大は大さ。丁は丁だし首は首だ。音で読めば川大丁首。川大にしての首? こう読んだって始まらねえ。……こいつ恐らく隠語なんだろう」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
全体の釣合いからいえばよく整うていて不具ではないが、柄を見れば子供、面を見れば老人、肉を見れば錚々たる壮俊
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
紳士の影に潛んで顏も上げず、蹲踞つて、風呂敷の包物を膝にかかへた儘、胸悸して居るのが不圖目を見張つて、壯侠の顏を偸視る、途端、その亦鋭い視線と出合つて、俯向と急に顏色を變へた。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
あるものは必ず滅する。老木の朽ち枯れるそばで、若木は茂り栄えて行く。嫡子光尚の周囲にいる少壮者どもから見れば、自分の任用している老成人らは、もういなくてよいのである。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
やがて一時間ばかりをて宿屋の若僕三人の荷物を肩に帰り来りぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
さては妖邪の気が吸うのだと感付き、若少者数百人を募り捜索して、長数十丈なる一大蟒蛇を見出し殺した(『淵鑑類函』四三九)。
敏捷な黒装束の若武士が、九人も駕わきの翼となって、駈ければ駈けるほど勢いよく行くものを、どうして、重い塗棒の女駕が事急に、四、五町の幅を追い縮められる訳のものではない。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今日も省内若漢等が、雑談中にりと其事を言ひして居つた」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
は、左右植木屋屋外足場け、半纏着若衆蛛手んで、造菊支度最中なりけり。く/\フと古道具屋つ。彌次く、茶棚はあんなのがいな。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)