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『二十三夜』
ふりがな文庫
『
二十三夜
(
にじゅうさんや
)
』
『エ、おい、べら棒な。恁う見えても急所だぜ。問屋の菎蒻ぢやあるめいし、無價で蹈まれて間に合ふけえ』。 大泥醉の粹背肌、弓手を拳で懷中に蓄へ、右手を延ばして輪を畫くと、手頸をぐいと上げて少し反身のかたち。 向合て立つたのは細目の痩形、鼻下に薄 …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
恐
(
おツ
)
確乎
(
くつきり
)
包
(
かこ
)
偶然
(
あだかも
)
衝突
(
あた
)
呼吸
(
いきづかひ
)
老翁
(
おやぢ
)
芳
(
よ
)
正氣
(
むき
)
謝罪
(
あやまつ
)
蹲踞
(
うづくま
)
目標
(
あて
)
相
(
さう
)
紅
(
くれなゐ
)
呵
(
あ
)
纏綿
(
まとは
)
白眼
(
にらみ
)
事
(
こ
)
品物
(
しろもの
)
頬桁
(
ほほげた
)
初初
(
うひうひ
)
俄然
(
がば
)
汝
(
うぬ
)
熟
(
じつ
)
婀娜
(
なまめ
)
密接
(
ぴつたり
)
艶然
(
ぱつ
)
苛
(
いら
)
芳
(
よし
)
記憶
(
おぼ
)
見樣
(
みえ
)
燈火
(
あかり
)
菎蒻
(
こんにやく
)
行成
(
いきなり
)
跳返
(
はねかへ
)
轉
(
まろ
)
僵
(
たふ
)
先刻
(
さつき
)
阿呍
(
うん
)
震動
(
ふる
)
其樣
(
そんな
)
面
(
つら
)
吃驚
(
びつくり
)
颯然
(
さつ
)
剥
(
む
)
甲聲
(
かんごゑ
)
賣女
(
ばいた
)
體躯
(
からだ
)
體
(
てい
)
虎落
(
もがり
)
馬手
(
めて
)
靠掛
(
もたれかか
)
開張
(
はだ
)
透綾
(
すきや
)
裙
(
すそ
)
轉換
(
かは
)
謝罪
(
あやま
)
帷子
(
かたびら
)
仰樣
(
のけざま
)
光景
(
ありさま
)
利
(
き
)
動搖
(
どよ
)
反繰
(
そつくり
)
唸呻
(
うめき
)
囘轉
(
まは
)
四邊
(
あたり
)
壯侠
(
わかもの
)
大哥
(
あにい
)
天窓
(
あたま
)
姐
(
ねえ
)
胸悸
(
どぎまぎ
)
怯氣
(
おぢけ
)
恁
(
か
)
悄氣
(
しよげ
)
懷中
(
ふところ
)
濃紫
(
こむらさき
)
無價
(
ただ
)
無手
(
むず
)
燃
(
も
)
白痴
(
ばか
)
纖弱
(
かよわ
)
翩乎
(
ふはり
)
背後
(
うしろ
)