“僵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たお51.3%
たふ46.2%
だおれ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面貌めんぼうほとんど生色なく、今にもたおれんずばかりなるが、ものに激したるさまなるにぞ、介添は心許こころもとなげに、つい居て着換を捧げながら
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
生憎あいにく其方そなたよろめける酔客すいかくよわごしあたり一衝撞ひとあてあてたりければ、彼は郤含はずみを打つて二間も彼方そなた撥飛はねとばさるるとひとしく、大地に横面擦よこづらすつてたふれたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
別離苦わかれに一目てえんでたった一人駈出かけだしてさ、吹雪だおれになったんだとよ。そりゃ後で分ったが、そン時あ、おいらッちがおぶってうちまで届けてやった。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)