“酔客”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すゐかく33.3%
よっぱらい33.3%
すいかく16.7%
よつぱらひ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細流こながれある所にいたれば紅唇べに粉面おしろい哥妓げいしや紅裩あかきゆもじかゝげわたる、花姿くわし柳腰りうえう美人等びじんらわらじをはいて水をわたるなどが江戸の目にはいとめづらしくきやうあり。酔客すゐかくぢんくをうたへば酔妓すゐぎ歩々あるきながらをどる。
隣室となり酔客よっぱらいが総立ちになって、寝るんだ、座敷は、なんてわめいて、留める芸者と折重なって、こっちのふすまへばたばたと当る。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
生憎あいにく其方そなたよろめける酔客すいかくよわごしあたり一衝撞ひとあてあてたりければ、彼は郤含はずみを打つて二間も彼方そなた撥飛はねとばさるるとひとしく、大地に横面擦よこづらすつてたふれたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
酔客よつぱらひを相手にしたつて仕方が無えだ! さつせい、廃さつせい!」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)