“よっぱらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酔漢56.3%
酔払18.8%
酔客12.5%
泥酔漢6.3%
泥酔者6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゃくり上げ歔欷しゃくりあげして泣き出し、ああ情ない親方、私を酔漢よっぱらいあしらいは情ない、酔ってはいませぬ、小蝶なんぞはべませぬ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「あんまり急いだもんだから、髪なんぞ撫付なでつけていられなかったのよ。酔払よっぱらいで仕様がないお客なのよ。」
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
膝掛ひざかけ引抱ひんだいて、せめてそれにでもあたたまりたそうな車夫は、値がきまってこれから乗ろうとする酔客よっぱらいが、ちょっと一服で、提灯ちょうちんの灯で吸うのを待つ、氷のごとく堅くなって、催促がましく脚と脚を
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼らは次ぎに、今一度かつらを脱ぐことを命ぜられ、続いて一同は飛び上がること、踊ること、泥酔漢よっぱらいさまをすること、連れだって歩行するさまなどを実演させられた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
礼ちゃんが新橋の勧工場かんこうばで大きな人形を強請ねだって困らしたの、電車の中に泥酔者よっぱらいが居て衆人みんなを苦しめたの、真蔵に向て細君が、所天あなたは寒むがり坊だから大徳で上等飛切とびきりの舶来のシャツを買って来たの
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)