“よいどれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酔漢90.9%
泥酔漢9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酔漢よいどれのように呶鳴る味噌松の声が、まだここまで聞えてくる。ぴしゃり、というあの音は、鳶の一人が頬でも張ったか——。
喧嘩もすんで、酔漢よいどれどもがやっと二階へ引揚げたのは夜の八時ごろ、いずれも泥のようになってすぐ寝た。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
そのうちに何時の間にやら重いたどたどしい足どりが泥酔漢よいどれめいて来て、時とするとその痛い乳の上から真白な畜生の手でもふいと飛び出しさうなそんな気がしてただもう恐ろしく
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)