“よひどれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酔漢40.0%
泥酔人20.0%
酔人20.0%
醉漢20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
味気なきは折ふしの移りかはり、祭ののち、時花歌はやりうたのすぐすたれゆく。活動写真の酔漢よひどれ絹帽シルクハツトに鳴くこほろぎ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「それから何かしたいと思ひましたが、することがなかつたので鎖を曳いて了ひました。そこへ泥酔人よひどれが坂を下つて来て通せと云ふのです。」
マルクスの審判 (新字旧仮名) / 横光利一(著)
しきりにいそぐ電車をば四十女の酔人よひどれの来てとどめたり。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
町歸りの醉漢よひどれが、何やらつぶやき乍ら蹣跚よろ/\とした歩調あしどりで行き過ぎた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)