“よつぱらひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
李太白33.3%
酔客16.7%
酒精中毒者16.7%
酔漢16.7%
醉拂16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島の李太白よつぱらひが——一體、お前は何處から現れた何といふ男だ?と訊ね、わたしは單なる病氣の靜養者だと答へると大層酒を飮む、變てこな病人だ、お前がそれで病人なら俺だつて大病人だ、と疑つて
城ヶ島の春 (旧字旧仮名) / 牧野信一(著)
酔客よつぱらひを相手にしたつて仕方が無えだ! さつせい、廃さつせい!」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
酔客よつぱらひを相手にしたつて、仕方が無えから、よさつせい」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
しやくり上げ歔欷しやくりあげして泣き出し、あゝ情無い親方、私を酔漢よつぱらひあしらひは情無い、酔つては居ませぬ、小蝶なんぞは飲べませぬ、左様いへば彼奴の面が何所かのつそりに似て居るやうで口惜くて情無い
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
三田は酒のみの癖に醉拂よつぱらひが嫌ひなので、何を云はれても取合はなかつたが、醉月といふ名は忘れなかつた。そして、翌日會社の歸りに土佐堀の川岸を順々に探して行つて、此の家を見つけたのである。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)