醉拂よつぱらひ)” の例文
新字:酔払
三田は酒のみの癖に醉拂よつぱらひが嫌ひなので、何を云はれても取合はなかつたが、醉月といふ名は忘れなかつた。そして、翌日會社の歸りに土佐堀の川岸を順々に探して行つて、此の家を見つけたのである。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)