“酔人”のいろいろな読み方と例文
旧字:醉人
読み方割合
すいじん33.3%
すゐじん33.3%
よひどれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あぶなし」といふ語の主格は酔人すいじんにして桜にあらず。しかもその酔人といふ語はなくただ「酒の酔」と虚にいひたるのみなれば、普通の文章のやうに解しては解しがたきわけなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
大井は酔人すゐじんを虎がねるやうに、やゝ久しく立ちすくんでゐたが、やう/\思ひ切つて、「やつ」と声を掛けて真甲まつかふ目掛めがけて切りおろした。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しきりにいそぐ電車をば四十女の酔人よひどれの来てとどめたり。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)