“酔狂”のいろいろな読み方と例文
旧字:醉狂
読み方割合
すいきょう92.9%
すいきやう3.6%
ものずき3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あなたが、こういう酔狂すいきょうなものを作るものだから、こんな面倒が起るのです。退屈したお金持程厄介やっかいなものはありませんよ」
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
小西君一かつ衆をはげまして曰く、彼は一杯をかたむきたりて酔狂すいきやうせるものなりと。
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
さりながら黒衣ぬし、今日は和主は客品かくぼんにて、居ながら佳肴かこうくらひ得んに、なにを苦しんでか自らかりに出で、かへつてかかる危急き目に逢ふぞ。毛を吹いてきずを求むる、酔狂ものずきもよきほどにしたまへ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)