酔狂ものずき)” の例文
旧字:醉狂
さりながら黒衣ぬし、今日は和主は客品かくぼんにて、居ながら佳肴かこうくらひ得んに、なにを苦しんでか自らかりに出で、かへつてかかる危急き目に逢ふぞ。毛を吹いてきずを求むる、酔狂ものずきもよきほどにしたまへ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)