“でいすいしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
泥酔者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども柿江はほとんど泥酔者でいすいしゃのようになってしまっていた。その薄い唇は言葉を巧妙に刻みだす鋭い刃物のように眼まぐるしく動いた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
物音は泥酔者でいすいしゃをさますものではない。泥酔者をさますのは静寂の方である。そういう不思議はしばしば見らるるところである。
ゲロとは、生活に𮯎𮯇あくせくしている形容だそうだ。これでは一問題起った。三十五までも独身でいる奴こそ精神的泥酔者でいすいしゃだということに衆議が一決した。広瀬君は散々だった。
妻の秘密筥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)