トップ
>
引抱
ふりがな文庫
“引抱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひっかか
55.2%
ひんだ
24.1%
ひつかゝ
6.9%
ひきかゝ
3.4%
ひっかかえ
3.4%
ひつかか
3.4%
ひツかゝ
3.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっかか
(逆引き)
彌作も
魂消
(
たまげ
)
て息を殺していると、𤢖は
鶏舎
(
とや
)
の中から一羽を
握
(
つか
)
み出して、ぎゅうと
頸
(
くび
)
を
捻
(
ねじ
)
って、
引抱
(
ひっかか
)
えて
何処
(
どこ
)
へか行って
了
(
しま
)
ったと云いますよ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
引抱(ひっかか)の例文をもっと
(16作品)
見る
ひんだ
(逆引き)
大船、おおふなと申す……
驚破
(
すわ
)
や乗越す、京へ上るわ、と
慌
(
あわただ
)
しゅう帯を直し、棚の包を
引抱
(
ひんだ
)
いて、
洋傘
(
こうもり
)
取るが
据眼
(
すえまなこ
)
、きょろついて戸を出ました。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引抱(ひんだ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ひつかゝ
(逆引き)
と
胸
(
むね
)
に
應
(
こた
)
へた、
爾時
(
そのとき
)
、
物凄
(
ものすご
)
い
聲音
(
こわね
)
を
揃
(
そろ
)
へて、わあといつた、わあといつて
笑
(
わら
)
ひつけた
何
(
なん
)
とも
頼
(
たのみ
)
ない、
譬
(
たと
)
へやうのない
聲
(
こゑ
)
が、
天窓
(
あたま
)
から
私
(
わたし
)
を
引抱
(
ひつかゝ
)
へたやうに
思
(
おも
)
つた。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引抱(ひつかゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ひきかゝ
(逆引き)
開
(
あけ
)
よ/\と制しけるゆゑ人々
動搖
(
どよ
)
めき合て
片寄
(
かたよら
)
んとする時彼の文右衞門が女房お政は
具足櫃
(
ぐそくびつ
)
を
脊負
(
せおひ
)
差替
(
さしがへ
)
の大小等を
引抱
(
ひきかゝ
)
へし事なれば女の力にては人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
引抱(ひきかゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひっかかえ
(逆引き)
どうしたなどと、言って見たり、耳を
引張
(
ひっぱ
)
ったり、
髯
(
ひげ
)
の数を数えたり、様々に扱うと、畜生とて黙っておらず、ニャアと一声
身顫
(
みぶるい
)
をして
駈出
(
かけだ
)
そうとするのを、逃がしてなろか、と
引抱
(
ひっかかえ
)
て
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引抱(ひっかかえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひつかか
(逆引き)
無残やな、振仰ぐ宮が
喉
(
のんど
)
は血に
塗
(
まみ
)
れて、
刃
(
やいば
)
の
半
(
なかば
)
を貫けるなり。彼はその手を放たで苦き
眼
(
まなこ
)
を
睜
(
みひら
)
きつつ、男の顔を
視
(
み
)
んと為るを、貫一は気も
漫
(
そぞろ
)
に
引抱
(
ひつかか
)
へて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
引抱(ひつかか)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひツかゝ
(逆引き)
(さあ、
私
(
わたし
)
に
跟
(
つ
)
いて
此方
(
こちら
)
へ、)と
件
(
くだん
)
の
米磨桶
(
こめとぎをけ
)
を
引抱
(
ひツかゝ
)
へて
手拭
(
てぬぐひ
)
を
細
(
ほそ
)
い
帯
(
おび
)
に
挟
(
はさ
)
んで
立
(
た
)
つた。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引抱(ひツかゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
抱
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引抱”のふりがなが多い著者
小栗風葉
尾崎紅葉
泉鏡花
作者不詳
泉鏡太郎
柳田国男
岡本綺堂
野村胡堂