“ひんだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引抱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どこかへ明日まで封じておきな。」「あいあい親方請取ろうか。」「そら渡すぞ。」と屠犬児が片手で突けば、飛んで来る、三吉を引抱ひんだきて、壮佼わかもの闇夜やみに消えぬ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と横ざまにあびせかけると、訓導は不意打ながら、さしったりで、ステッキを小脇に引抱ひんだ
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
学生が一人、のっそり立ち、洋書を五六冊引抱ひんだいて突立つッたったものである。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)