“ひきかゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引掛40.0%
引抱20.0%
引罹20.0%
引懸20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことにありがたがるくらゐではりないのである。は、亞鉛板トタンいたんで、送電線そうでんせん引掛ひきかゝつてるのが、かぜですれて、せん外被ぐわいひつたためにはつしたので。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あけよ/\と制しけるゆゑ人々動搖どよめき合て片寄かたよらんとする時彼の文右衞門が女房お政は具足櫃ぐそくびつ脊負せおひ差替さしがへの大小等を引抱ひきかゝへし事なれば女の力にては人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引抱ひきかゝへてお政を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてまた寶珠花屋はうじゆばなや八五郎は浪人夫婦の後を見送りアヽ今の若夫婦はわる駕籠舁共かごかきども引罹ひきかゝりとんだ目にあふならん我等があれほど氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
付てるに若い人達ひとたちと云ふものは仕方がない後先の勘辨かんべんもなくこまりしものなりと申けるに下男の彌助やすけも氣の毒面どくがほやうさ惡い奴に引罹ひきかゝりましたが夫ならとて知らせるわけには參らず實に氣の毒な事で御座ると申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
又々博奕ばくえき引懸ひきかゝり肥前屋小兵衞方にて貰ひしかの六兩は殘らずまけて仕舞元の通りの手振てぶりとなりけれ共綿入わたいれ羽織ばかりは殘り有事故種々思案しあんなし此上は如何共詮方せんかたなければ元へ立歸るより外なしと本町二丁目なる肥前屋ひぜんや小兵衞の方へ行御免下めんくだされと店へあがるゆゑ番頭大にこま折角せつかくの御出に候へども主人小兵衞儀は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)