“ひつかゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引掛63.6%
引抱18.2%
引懸9.1%
引罹9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所(ところ)が杉原(すぎはら)の方(はう)では、妙(めう)な引掛(ひつかゝ)りから、宗助(そうすけ)の此所(こゝ)に燻(くす)ぶつてゐる事(こと)を聞(き)き出(だ)して、強(し)いて面會(めんくわい)を希望(きばう)するので、宗助(そうすけ)も已(やむ)を得(え)ず我(が)を折(を)つた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
扨(さて)又(また)お政は手早く重代(ぢうだい)の具足櫃(ぐそくびつ)を脊負(せおひ)差替(さしがへ)の大小を引抱(ひつかゝ)へ用意の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持て居る事を見し故是を謀(はか)りて博奕(ばくち)を勸(すゝ)めしかば固より好む事ゆゑ直樣(すぐさま)引懸(ひつかゝ)り專(もつぱ)ら博奕をなして居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さるゝも計り難く夫故に道中筋(だうちうすぢ)は何れの茶屋小屋にても看々(みす/\)惡漢(わるもの)に引懸(ひつかゝ)りて難儀する旅人があらうとも滅多(めつた)な事は申されずと云ければ半四郎成(なる)ほど夫は道理(もつとも)なり何にしても可愛(かあい)さうなことゆゑ何(どう)か救ひて遣度(やりたい)ものと兩手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
連(つれ)て江戸へ逃來(にげきた)る時に在所(ざいしよ)の熊谷宿(くまがやしゆく)の弟八五郎が見世に休み夫より駕籠屋(かごや)の惡漢(わるもの)に引罹(ひつかゝ)り既(すで)に路用(ろよう)も女房も取れ命(いのち)さへ危(あやふ)き處後藤先生が上州(じやうしう)大間々(おほまゝ)なる師父(しふ)の大病にて行れたる歸り道に是も八五郎が見世へ休まれて不※(ふと)したる事から八五郎は此衆(このしう)夫婦(ふうふ)が惡漢(わるもの)に引罹(ひつかゝ)りたる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)