“大間々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおまま66.7%
おほまゝ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちは足を麓のほとりにたゆたわす程の序に、大間々おおままという駅近くのおすみ桜という名木を見物いたします。月は五月に入って見事なこの枝垂桜しだれざくらはすっかり葉桜になっておりました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一番に、乾児達の沈黙を破ったのは、大間々おおままの浅太郎だった。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
案事あんじ居たるに不※ふと上州大間々おほまゝよりの飛脚到來せしかば何事やらん急ぎ書状しよじやう披見ひけんするに養父秀盛の直筆ぢきひつにて我等此度の病氣殊の外大切と有ける故大いに驚きまづ返事へんじ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
通行なすは大間々おほまゝなる我が師父大病のおもむき國元へ飛脚到來せしゆゑ丸龜まるがめより急いで上州大間々まで參りし處に何と云ても二百里ちかくの道程みちのりゆゑ死目の間に合ず遙々はる/″\遠路ゑんろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)