“披見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひけん93.3%
ひらきみ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「以上、申しあげた儀は、それがしの一存のみでなく、呂布の意中でもあること。仔細はこの書面に——」と、披見ひけんを促した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さっそく右門も披見ひけんすると、いかさまりっぱなお添書といったことばのとおり、それなる一書は次のごとく書かれた松平伊豆守のお直筆でした。
彼は先づその一通を取りて披見ひらきみるに、鰐淵直行に対する債務者は聞きも知らざる百円の公正証書謄本なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)