“披瀝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひれき98.5%
ひら1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはとにかく、ソクラテスの偉大なるところは、徹頭徹尾、思い切って所信を披瀝ひれきした、その無遠慮な点に存する事をいながたい。
ソクラテス (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
未来の文運を支配する青年の前に披瀝ひれきするは余の最も光栄とする所なるを以て先づこの問題を選んで学生諸子の批判を仰がんと決意せり。
『文学論』序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
披瀝ひらいてそれを陰蔽いんぺいするのにはあまりにかれ放心うつかりとさせたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)