“披露式”の読み方と例文
読み方割合
ひろうしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たね子はおっとの先輩に当るある実業家の令嬢の結婚披露式ひろうしきの通知を貰った時、ちょうど勤め先へ出かかった夫にこう熱心に話しかけた。
たね子の憂鬱 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
僕は或知り人の結婚披露式ひろうしきにつらなる為にかばんを一つ下げたまま、東海道の或停車場へその奥の避暑地から自動車を飛ばした。自動車の走る道の両がはは大抵松ばかり茂つてゐた。
歯車 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)