大間々おほまゝ)” の例文
案事あんじ居たるに不※ふと上州大間々おほまゝよりの飛脚到來せしかば何事やらん急ぎ書状しよじやう披見ひけんするに養父秀盛の直筆ぢきひつにて我等此度の病氣殊の外大切と有ける故大いに驚きまづ返事へんじ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
通行なすは大間々おほまゝなる我が師父大病のおもむき國元へ飛脚到來せしゆゑ丸龜まるがめより急いで上州大間々まで參りし處に何と云ても二百里ちかくの道程みちのりゆゑ死目の間に合ず遙々はる/″\遠路ゑんろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致す者なるが此度用事あつて上州じやうしう大間々おほまゝへんへ參り先刻歸り道にて熊谷の寶珠花屋といふ酒屋へ立寄たちよりし處亭主の物語に貴殿御夫婦惡漢わるものどもの爲に欺かれ定めし御難儀ごなんぎなされんと申事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)