“丸龜”の読み方と例文
新字:丸亀
読み方割合
まるがめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惜まず施し病人へは醫師いしを頼んでくすりのませなどして貧民を救ふ事を常の樂みとなしければ丸龜まるがめ近在きんざいにては後藤半四郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
西國船さいこくぶね難船なんせんにおいらが叔父的をぢき彌次郎兵衞やじろべゑ生命懸いのちがけ心願しんぐわん象頭山ざうづざんさけつたを、咽喉のどもとぎた胴忘どうわすれ、丸龜まるがめ旅籠はたご大物屋だいもつやくとや、茶袋ちやぶくろ土瓶どびん煮附につけ、とつぱこのおしる
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「去年お取潰しになつた、讃州さんしう丸龜まるがめの山崎志摩守しまのかみ樣の御下屋敷跡ですよ。土藏一つだけ殘つて居ますが、あれはひどい雨漏あまもりで、山崎樣御盛の頃拂下げになり、取こはすつもりで、そのまゝになつて居ります」