入れ札いれふだ
上州岩鼻の代官を斬り殺した国定忠次一家の者は、赤城山へ立て籠って、八州の捕方を避けていたが、其処も防ぎきれなくなると、忠次を初、十四五人の乾児は、辛く一方の血路を、斫り開いて、信州路へ落ちて行った。 夜中に利根川を渡った。渋川の橋は、捕方が …
作品に特徴的な語句
ようや おらあ われ ざい ひそか くぎ こた なつか 拘泥こだわり ちぎ 最初はな おり 道理ことわり かえ かえ しっ せい つか うずく 阿兄あにい 一片ひときれ せつ かじ 孵化かえ きま 岩窟いわや ちら しば ひそ 熊谷くまがや から じま ばか 賭博ばくち 遍歴へめぐ くだ きいろ 一寸ちょっと 万端ばんたん 上州じょうしゅう 不図ふと 並川なみかわ うち 乾児こぶん 了簡りょうけん ほか 何処どこ 何時いつ 健気けなげ そば 傷痕きずあと 先刻さっき 其処そこ かぶ すご 凄味すごみ しの 出入でいり はじめ 前達めえたち 剛愎ごうふく 割籠わりご いきおい 勾配こうばい 半白はんぱく 卑怯ひきょう いや たた しか 叱咜しった あじわ とが かつ 喧嘩けんか 嘉助かすけ つぐ とら 国越くにごえ つちか たま 変改へんがい 大戸おおど 嫉妬しっと うれ 小鬢こびん 尚更なおさら もっと 岩鼻いわはな くず 年頭としがしら あて 彼奴あいつ
題名が同じ作品
入れ札 (新字新仮名)菊池寛 (著)