“拘泥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうでい79.3%
こだわ11.0%
こだ6.1%
かうでい1.2%
かかわら1.2%
こだわり1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この大軍を擁しつつ空しく陳倉の一城に拘泥して心まで囚わるるこそ、まんまと敵の思うつぼに落ちているものではございますまいか
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しかし、謝ってもらって、来たところが、あの人もいい気持はしないだろうし、貴女だって、きっと何となくそれに拘泥るだろうし……」
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
どうして私の悪口を自分で肯定するようなこの挨拶が、それほど自然に、それほど雑作なく、それほど拘泥わらずに、するすると私の咽喉り越したものだろうか。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何故内務大臣は之を禁じない——ナニ——だから貴様等は不可と言ふのだ、法律などに拘泥して大事が出来るか、俺など皆な国禁を犯して維新の大業を成したものだ、早速電話で言うて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
それで滝之助に向って、単に高田の松平家というような、一枝葉に拘泥らずして、大徳川一門に向って怨恨を晴らせ。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
と、何の拘泥もなく云えるだった。が、忠次は赤城に籠って以来、自分に対する乾児達の忠誠をしみじみ感じていた。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)