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拘泥
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こだ
ふりがな文庫
“
拘泥
(
こだ
)” の例文
百田もその事には
拘泥
(
こだ
)
わらずに、しをりさんも気持よく百田のためにというのではなく、自分自身のために愉しくつかっていた。
我が愛する詩人の伝記
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
どうして私の
悪口
(
わるくち
)
を自分で肯定するようなこの
挨拶
(
あいさつ
)
が、それほど自然に、それほど
雑作
(
ぞうさ
)
なく、それほど
拘泥
(
こだ
)
わらずに、するすると私の
咽喉
(
のど
)
を
滑
(
すべ
)
り越したものだろうか。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それに一々
拘泥
(
こだ
)
はるほどの重大さを認めなかつたからと見るのが至当であらう。
文章の一形式
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
「何だ、あれつぱかしの物に、いつまで
拘泥
(
こだ
)
はつてゐるんだらう。」
質物
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼が近づいてはならぬものと
決
(
き
)
めてゐた問題に就いて、こんなにあつさりと話しかけられること——こんなに
拘泥
(
こだ
)
はりなく取扱はれるのを聞くこと——が彼には、ひとつの新らしい喜びであり、また
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
遮ぎるものなく、
拘泥
(
こだ
)
わるものなく、澄み輝く空気を感じる。
透き徹る秋
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
それに一々
拘泥
(
こだ
)
わるほどの重大さを認めなかったからと見るのが至当であろう。
文章の一形式
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
“拘泥”の意味
《名詞》
拘泥(こうでい)
こだわること。
(出典:Wiktionary)
拘
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“拘”で始まる語句
拘
拘引
拘束
拘留
拘攣
拘々
拘禁
拘薩羅
拘係
拘儒