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『質物』
ふりがな文庫
『
質物
(
しちもつ
)
』
或る日捨三は或るところから届いた原稿料を懐ろにして、栄子の宿を訪問した。訪問といつても、彼に取つてはその宿の帳場の前を通つて行くことが、ちよつと極りのわるいことであつたゞけで、此の頃さう改まつた心持ではなくなつた。勿論最近まで、彼は栄子を訪 …
著者
徳田秋声
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸春秋 第四年第五号」1926(大正15)年5月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
刺繍
(
ししう
)
真中
(
たゞなか
)
奇
(
あや
)
小突
(
こづき
)
悉皆
(
すつかり
)
拘泥
(
こだ
)
日
(
か
)
更
(
あらた
)
使途
(
つかひみち
)
憧憬
(
あこがれ
)
空想
(
くうさう
)
真剣
(
むき
)
黝
(
くろ
)
馴染
(
なじみ
)
蓋
(
ふた
)
睜
(
みは
)
疎
(
うと
)
浸
(
ひた
)
泳
(
およ
)
嘕然
(
につこり
)