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『赤い手帖』
ふりがな文庫
『
赤い手帖
(
あかいてちょう
)
』
その夜は、彼はまったくついていなかった。 木曜日で、彼の演出している帯ドラの一週間分の録音をしてしまう夜だった。だいたいがやっつけ仕事めいた番組だが、その夜の出来はことにひどかった。だれも口に出していわなかったにせよ、みんな、こんなのは最低 …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ヒッチコック・マガジン 第四巻第六号」宝石社、1962(昭和37)年5月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
温
(
あたたか
)
衝
(
う
)
円
(
まる
)
呼吸
(
いき
)
塒
(
ねぐら
)
戯言
(
ざれごと
)
拘泥
(
こうでい
)
洟
(
はな
)
溯行
(
そこう
)
煙草
(
たばこ
)
眩
(
まぶ
)
睦
(
むつ
)
素人
(
しろうと
)
釦
(
ボタン
)
頁
(
ページ
)
頬笑
(
ほほえ
)