“溯行”の読み方と例文
読み方割合
そこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行の同勢は十人、外にアイヌども七人。彼らの案内によってイシカリ川を溯行そこうした。途中、マクンベツ、ビトエ、ツイシカリ等々の土人部落に泊って、河口より十日目であった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
彼にとって、それはなにか信じられぬほど遠くて、タイム・マシンにでも乗って溯行そこうしなければ手に入らぬ、古い昔の記憶の中で朽ち果てかけている言葉だった。彼は現在の自分を見た。
赤い手帖 (新字新仮名) / 山川方夫(著)