“溯上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかのぼ85.7%
そじょう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「北流する水を利して進むは、入るにやすい道には違いないが、ひとたび退こうとするときは、流れを溯上さかのぼるの困難に逢着するであろう」
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春から二た月ばかり休んで居ましたが、石井平四郎の伜を皮切りに、段々大川筋を溯上さかのぼつて、本所、淺草あたりまで荒すやうになつたのです。
江南の富強と士馬精鋭を蓄えて常に溯上そじょうを計るもの建業(現今の南京)の呉侯孫権だった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)