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さかのぼ
ふりがな文庫
“さかのぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
溯
49.6%
遡
44.0%
泝
2.1%
遡上
2.1%
溯上
1.8%
沂
0.3%
逆
0.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
溯
(逆引き)
はだかに
半纒
(
はんてん
)
だけ一枚着てみんなの泳ぐのを見てゐる三十ばかりの男が、一
梃
(
ちゃう
)
の
鉄梃
(
かなてこ
)
をもって下流の方から
溯
(
さかのぼ
)
って来るのを見ました。
イギリス海岸
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
さかのぼ(溯)の例文をもっと
(50作品+)
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遡
(逆引き)
日本に君臨したもう皇室の淵源に
遡
(
さかのぼ
)
って説いているのであって、大義名分を正すにはここから説き出さなければならないのであった。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さかのぼ(遡)の例文をもっと
(50作品+)
見る
泝
(逆引き)
然れば団十郎父子の正月に演じた狂言は別である。四世薪水の大功記の事は演劇史に見えない。是等は根本資料に
泝
(
さかのぼ
)
つて検せなくてはならない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
さかのぼ(泝)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
遡上
(逆引き)
河の流れをたどって行く鉛筆の尖端が平野から次第に
谿谷
(
けいこく
)
を
遡上
(
さかのぼ
)
って行くに随って温泉にぶつかり滝に行当りしているうちに
幽邃
(
ゆうすい
)
な自然の幻影がおのずから眼前に展開されて行く。
夏
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
さかのぼ(遡上)の例文をもっと
(7作品)
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溯上
(逆引き)
春から二た月ばかり休んで居ましたが、石井平四郎の伜を皮切りに、段々大川筋を
溯上
(
さかのぼ
)
つて、本所、淺草あたりまで荒すやうになつたのです。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さかのぼ(溯上)の例文をもっと
(6作品)
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沂
(逆引き)
抑
(
そもそ
)
も塩原の地形たる、
塩谷郡
(
しほやごほり
)
の南より群峰の間を分けて深く西北に
入
(
い
)
り、綿々として
箒川
(
ははきがわ
)
の流に
沂
(
さかのぼ
)
る
片岨
(
かたそば
)
の、四里に
岐
(
わか
)
れ、十一里に
亙
(
わた
)
りて、到る処
巉巌
(
ざんがん
)
の水を
夾
(
はさ
)
まざる無きは
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さかのぼ(沂)の例文をもっと
(1作品)
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逆
(逆引き)
人見知
(
ひとみしり
)
をせず、年は若し、かけかまいのない女であるから、癇癪が高ぶって血も
逆
(
さかのぼ
)
らんとする、若い品の
良
(
い
)
いのを見て嬉しくッて
耐
(
たま
)
らず、様子を悟って声を懸けた。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さかのぼ(逆)の例文をもっと
(1作品)
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