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遡上
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さかのぼ
ふりがな文庫
“
遡上
(
さかのぼ
)” の例文
この意味に
於
(
おい
)
て、コナン・ドイルは経典的で、
遡上
(
さかのぼ
)
ってポーや、近頃アメリカで騒がれている、新人の作物も一と通りは知っていた方が宜しい。
銭形平次打明け話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
河の流れをたどって行く鉛筆の尖端が平野から次第に
谿谷
(
けいこく
)
を
遡上
(
さかのぼ
)
って行くに随って温泉にぶつかり滝に行当りしているうちに
幽邃
(
ゆうすい
)
な自然の幻影がおのずから眼前に展開されて行く。
夏
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「品川沖から、死骸が大川を
遡上
(
さかのぼ
)
るのは、どうも面白くないことだと申上げて下さい、ハイ、左様なら」
銭形平次捕物控:078 十手の道
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
此処
(
ここ
)
から天龍川を
遡上
(
さかのぼ
)
ったものか、右へ秋葉山の近道を辿ったものか、それとも左へ
気賀
(
きが
)
へ出たものか、暫らく考えて居ると、男の子が二三人、
岐
(
わか
)
れ路のほとりで
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は八五郎を
撫
(
なだ
)
めながら、次第に川岸っぷちを
遡上
(
さかのぼ
)
って行きます。
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
平次は八五郎を
撫
(
なだ
)
め乍ら、次第に川岸つぷちを
遡上
(
さかのぼ
)
つて行きます。
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
遡上
(
さかのぼ
)
る——そんな
六
(
む
)
づかしい言葉を、男の子が使うでしょうか。
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は定石通り事件を
遡上
(
さかのぼ
)
つて考へました。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「天龍を
遡上
(
さかのぼ
)
ったよ」
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“遡上”の意味
《名詞》
遡上(そじょう)
川などの流れを遡ること。
(出典:Wiktionary)
“遡上”の解説
遡上(そじょう)とは、流れをさかのぼることである。
(出典:Wikipedia)
遡
常用漢字
中学
部首:⾡
14画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“遡”で始まる語句
遡
遡航
遡行
遡江
遡及