“遡江”の読み方と例文
読み方割合
そこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでに、その頃、大野川の下流から、無数の兵船が、滝川勢をのせて、みずすましの群のように、ここへ遡江そこうして来るのが見えた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一朝、時来れば黄祖こうそを平げ、荊州けいしゅうの劉表を征伐し、一挙に遡江そこうの態勢を拡大して行く。曹操はつねに河北の攻防に暇なく、呉の進出を妨げることはできません
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)