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巉巌
ふりがな文庫
“巉巌”の読み方と例文
読み方
割合
ざんがん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざんがん
(逆引き)
しかも眼のとどく限り、東方と北方の海上には、赤膚の
巉巌
(
ざんがん
)
が、世界の障壁のごとくに、涯しもなく列なって、断岩と断岩との間から顔を
覗
(
のぞ
)
かせている。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
更に転じて西松浦の郡界に到れば、
黒髪山
(
くろかみやま
)
の
擅
(
ほしいまゝ
)
に奇趣を弄ぶあり、
巉巌
(
ざんがん
)
むらがり立てるはこれ正に
小耶馬渓
(
せうやばけい
)
。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
紀州灘
(
きしゅうなだ
)
の
荒濤
(
あらなみ
)
が
鬼
(
おに
)
が
城
(
じょう
)
の
巉巌
(
ざんがん
)
にぶつかって
微塵
(
みじん
)
に砕けて散る処、
欝々
(
うつうつ
)
とした
熊野
(
くまの
)
の山が胸に
一物
(
いちもつ
)
を
蔵
(
かく
)
して
黙
(
もく
)
して居る処、
秦始皇
(
しんのしこう
)
に
体
(
てい
)
のよい謀叛した
徐福
(
じょふく
)
が
移住
(
いじゅう
)
して来た処
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
巉巌(ざんがん)の例文をもっと
(7作品)
見る
巉
漢検1級
部首:⼭
20画
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
“巉”で始まる語句
巉岩
巉道
巉
巉厳
巉峭
巉崕
“巉巌”のふりがなが多い著者
井沢衣水
徳冨健次郎
尾崎紅葉
押川春浪
徳冨蘆花
橘外男
蒲原有明
泉鏡太郎
木暮理太郎
泉鏡花