“移住”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いじゅう25.0%
うつりす25.0%
いぢう16.7%
いじゆう8.3%
いぢゆう8.3%
ひつこ8.3%
ひつこし8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百年ばかりまえに、リビア人の帆船はんせんからマルメーに上陸じょうりくした、あわれな移住いじゅうネズミの夫婦ふうふがその先祖せんぞになっているのです。
もとは城側しろわきの広小路といふところに士族屋敷の一つを構へたとか、其はもうずつとふるい話で、下高井の方から帰つて来た時に、今のところへ移住うつりすんだのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
彼等の住居せしあとく諸地方に散在さんざいするは、移住いぢうに原因するか、又は同一時に於ても此所彼所に部落の在りしに原因するか、如何と云ふに、こは何れか一つと限るべきに非ず
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
し此地に移住いじゆうし来るものあらんか、湯の小屋の温泉おんせんまたあらはれて繁栄はんえいおもむくや必せり。
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
明治めいぢ三十五ねんはるぐわつ徳島とくしまり、北海道ほくかいだう移住いぢゆうす。これよりき、四男しなん又一またいちをして、十勝國とかちのくに中川郡なかがはごほり釧路國くしろのくに足寄郡あしよろごほりながるゝ斗滿川とまむがはほとり牧塲ぼくぢやう經營けいえいせしむ。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
瀬川の家も昔は斯ういふ風であつたので其を破つて普通の交際を始めたのは、の姫子沢へ移住ひつこしてから以来このかた
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
小諸の向町へは通知して呉れるなといふ遺言もあるし、それに移住ひつこし以来このかた十七年あまりも打絶えて了つたし、是方こちらからも知らせてやらなければ、向ふからも来なかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)