“うつりす”の漢字の書き方と例文
語句割合
移住100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとは城側(しろわき)の広小路といふところに士族屋敷の一つを構へたとか、其はもうずつと旧(ふる)い話で、下高井の方から帰つて来た時に、今のところへ移住(うつりす)んだのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
近頃四谷に移住(うつりす)みてよりはふと東坡(とうば)が酔余の手跡(しゅせき)を見その飄逸(ひょういつ)豪邁(ごうまい)の筆勢を憬慕(けいぼ)し法帖(ほうじょう)多く購求(あがないもと)めて手習(てならい)致しける故唐人(とうじん)が行草(ぎょうそう)の書体訳もなく読得(よみえ)しなり。何事も日頃の心掛によるぞかし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
柏崎海軍少尉(かしはざきかいぐんせうゐ)の夫人(ふじん)に、民子(たみこ)といつて、一昨年(いつさくねん)故郷(ふるさと)なる、福井(ふくゐ)で結婚(けつこん)の式(しき)をあげて、佐世保(させぼ)に移住(うつりす)んだのが、今度(こんど)少尉(せうゐ)が出征(しゆつせい)に就(つ)き、親里(おやざと)の福井(ふくゐ)に歸(かへ)り、神佛(しんぶつ)を祈(いの)り、影膳(かげぜん)据(す)ゑつつ座(ざ)にある如(ごと)く
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)