“東坡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうば91.7%
とうは8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歳月人をたず、匆々そうそうとして過ぎ去ることは誠に東坡とうばが言うが如く、「惆悵ちゅうちょうす東欄一樹の雪。人生看るを得るは幾清明いくせいめいぞ。」
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
東坡とうばの「留侯論」中の語をきたれば「その意書にらず」の一句にて足るべし。彼らが学問は、書物の上の学問にあらずして、実際の上の学問なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
大名ある所以ゆゑんなり。然りといへども佐佐木君は東坡とうは再び出世底の才人、枝山等の遠く及ぶ所にあらず。この人の文を猥談と呼ぶは明珠めいしゆ魚目うをめと呼ぶに似たり。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)