“神佛”のいろいろな読み方と例文
新字:神仏
読み方割合
しんぶつ60.0%
かみほとけ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(一)の神佛しんぶつはまとものものもあるが、異形いげうのものもおほい。そして神佛しんぶつ往々わう/\種々しゆ/″\變相へんさうするからこれわかつて正體しやうたい權化ごんげの二とすることが出來できる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
もしまたふねあぶないとしんじたらば、らぬことでござるぞ。なんでもあやふやだと安心あんしんがならぬ、ひとたのむより神佛しんぶつしんずるより、自分じぶん信仰しんかうなさるが一番いちばんぢや。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
翌日あくるひまず、民子たみここゝろこゝろならねど、神佛かみほとけともおもはるゝおいことばさからはず、二日ふつか三日みつか宿やどかさねた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
盡し神佛かみほとけへも祈りしかど其しるしかつてなく後には半身はんしん叶はず腰も立ねば三度のしよくさへ人手をかりるほどなれどもお菊は少しも怠らず晝は終日ひねもす賃仕事ちんしごと或ひはすゝ洗濯せんたく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)