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神佛
読み方 | 割合 |
しんぶつ | 60.0% |
かみほとけ | 40.0% |
(一)の
神佛はまともの
物もあるが、
異形のものも
多い。そして
神佛は
往々種々に
變相するから
之を
分つて
正體、
權化の二とすることが
出來る。
もし
又船が
危いと
信じたらば、
乘らぬことでござるぞ。
何でもあやふやだと
安心がならぬ、
人を
恃むより
神佛を
信ずるより、
自分を
信仰なさるが
一番ぢや。
翌日も
降り
止まず、
民子は
心も
心ならねど、
神佛とも
思はるゝ
老の
言に
逆らはず、
二日三日は
宿を
重ねた。
盡し
神佛へも祈りしかど其
驗も
甞てなく後には
半身叶はず腰も立ねば三度の
食さへ人手を
借るほどなれどもお菊は少しも怠らず晝は
終日賃仕事或ひは
注ぎ
洗濯を