“しんぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神仏50.0%
神佛30.0%
真物15.0%
真仏5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、予が前で神仏しんぶつの名は申すまい。不肖ふしょうながら、予は天上皇帝の神勅を蒙って、わが日の本に摩利まりの教をこうと致す沙門の身じゃ。」
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
もしまたふねあぶないとしんじたらば、らぬことでござるぞ。なんでもあやふやだと安心あんしんがならぬ、ひとたのむより神佛しんぶつしんずるより、自分じぶん信仰しんかうなさるが一番いちばんぢや。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いかにもよく似てはいるが、どちらも近頃出来の写しで、真物しんぶつじゃありません。本物が三百両するものなら、まがい物や写しは、よく出来ていても三匁や五匁で買えます
「先ごろ、京都みやこへのぼられた真仏しんぶつ御房が、勅額をいただいて参られるころには、伽藍の普請ふしんも、悉皆しっかい成就じょうじゅいたしましょう」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)